ファンタジー野草 2

ジュエルリーフ

草丈   10cm~20cm
分類   単子葉類

耐寒性  不明

耐暑性  不明

花色   生育地のマナに作用され、色は様々。単色かつ透き通っている。

 

花弁数  生育地のマナによる(一株から2輪だけ花が咲き、雄花と雌花に分かれる)

 

開花時期 生育地のマナが最も高まる日のみ咲く

 

見分け  形状等はマナにより変わる

     生育地で最も卓越したマナの色をした植物

     透き通っており、植物自体からもマナが放出されている。

 

生育地  極端にマナの偏りが強く、マナが溜まっている場所に生えている。

     非常に危険な地域であることが多く、入手は困難を極める。

 

病害虫  高確率で花を食べる蝶系の魔物の芋虫がいることがある。

     葉は硬すぎて食べれないが、花は葉に比べると柔らかであるので、それを狙

     って、近くの地中に卵を産み付けている。開花する2日前に孵化し花が咲く

     のを待ち、開花と同時に一気に群がる(数は少ない)。

     花を食べた芋虫はその日の内に蛹となり、1週間後成体となる(非常に綺麗

     だが、非常に危険)。

     

効能   マナ回復、永続的なマナ増強、体内マナ循環の淀み解消、マナ欠乏症快癒

 

採取法  採取自体は生えている植物全体を根を傷つけないようにスコップ等で優しく

     掘り起こして採取するか、土属性魔法にて一定範囲を掘り起こす。

     採取自体にさほどの労力はかからないが、周りの魔物がジュエルリーフを守

     る行動をするので非常に危険。龍など高位の知的生命体が守護していること

     も稀ではないため、一番簡単なのは守護している龍が人里近くに降りてきた

     際交渉にて手に入れること。譲ってくれることはほぼないが成功例は一応あ

     る。

 

用法   葉を金剛石製の研磨機にて粉末にしたものを服用する(1g程度)。

     非常に苦いため、丸薬等にするのが普通。

     
錬金   果実を触媒として扱うことが常。

     単属性マナの増幅、反属性マナの抑制に使用する。

     また、錬金する際のマナ属性が一致する場合は錬金効率が上昇する。

     

     永続的なマナ増強の効果は、粉末葉を服用した場合、ごく少量の効果しか得

     られないが、錬金によってその効果を増幅することが可能である。

     しかし、単属性のみのマナを増幅することは体内のマナバランスを崩し、高

     確率で死に至るため、全属性分のジュエルリーフを集めて、錬金にて、分

     解し、有効成分を抽出する必要性がある。膨大な魔力とマナ保有量を必要と

     する。

 

価値   葉は薬としてだけでなく、美術品としての価値も高い。

     ジュエルリーフを手に入れることができれば、一生遊んで暮らせる程度のお

     金が手に入る。

     果実は単属性の魔法を増幅する触媒として利用でき、熟練の魔法師なら1属 

     性の果実は持っているが、それを巡って争いが起こることもしばしばある。

     花は魔物を惹き付けるのでそのままにしておくのはあまりに危険だが、マナ 

     を遮断する加工及び防腐処理を施すことで、宝飾品として扱うことが可能。

     花は一日しか咲かないため、加工は摘んでからすぐ取り掛からねば枯れてし

     まう。そのため、宝飾品としての価値は非常に高い。雄花を利用する。

     雌花を利用するのは…。

     果実>>>>花>>葉