ファンタジー野草 3

アグ二草

草丈    20cm~30cm
 
分類    双子葉類  

耐寒性   皆無

耐暑性   秀逸

花色    赤~青(火のマナが強まるほど青よりの色となる)

花弁数   18

開花時期  生育地が最も暑くなる時期の前後一ヶ月程度

 

生育地   火山地帯
 

病害虫   なし

      虫はついているが、共存関係にある。茎からは甘い蜜が出ており、それを 

      求めて虫が付く。虫は開花時に花粉を運ぶ。

      アグニ草が生えるような火山地帯にいる虫は少ないので、より効率的に虫

      を集められるように進化してきた結果。

 

効能    冷え性解消、血流改善

 

採取法   根に薬効成分があるため、根を傷つけないように掘り起こすこと。

      火のマナを蓄える性質があり、そのまま触れると火傷する恐れがあるた

      め、直接触るのは避けること。

      また、果汁は可燃性であり、実がついている場合は慎重に扱うこと。

      果汁は空気に触れるだけで発火し、実が弾ける。

      (この爆発を利用して、種を遠くに飛ばして生育地を拡大している。果実

       が熟れると上部が裂けて、勝手に爆発する。種子の大きさはさして大き

       くはないものの、目などに当たると失明する可能性が大きい。火山地帯

       の硬い岩盤に突き刺さるように種子は鋭利である。)
 

用法    結実後1ヶ月程度のものから根を採取すること。

      根を水洗いした後、日干しする。

      1日量を5gとして、水200mlで半量に煎じ、朝食後、夕食後に服用する。

 

錬金    主に実を用いる。

      可燃性の果汁を燃料として安定かつ安全に使用できるようにするために錬

      金する。果実に内包する火のマナの総量は変えず、空気に触れても爆発し

      ないように性質を変化させる必要がある。火と比較的融和性の高い地属性

      で燃えにくい性質かつ流動性のある物質から『燃えにくい』という性質

      を引き継ぐのが一般的。

      『空気中で爆発する』性質を『燃えやすい』性質まで落とし、さらにかさ

      増しをして、小さな果実から多量の燃料を得ることが可能である。